最初はいいと思ったヘアケアでも、急に合わなくなった経験を持つ人が94%もいるというデータがあります。だから1度合うシャンプーを作れば良いのではなく、その後のサポートをすることも大事なんですー。
これは、パーソナライズヘアケアブランド「MEDULLA(メデュラ)」を展開するSparty代表の深山氏が約1年間サービスを提供する中で気づいたことだという。
処方の組み合わせを約3万通りまで増やし、様々な髪の悩みに対応
そんな「MEDULLA」が4月11日に全面リニューアルした。1万人以上の会員情報から蓄積した10万件の声を元にサービスを改良。処方の組み合わせを約3万通りまで増やし、ヘアサポートを拡充した。
2019年夏頃には、シャンプー・リペアでは対応しきれなかったハイダメージ用のヘアオイルやスカルプエッセンスも発売予定だ。
今回のリニューアルでは、商品だけでなくフィードバック機能を拡充した点もポイントとなっている。
「購入後に変化していく髪の状態を、担当スタイリストがサポートしていきます。満足度だったり、髪の長さの変化、クセの変化、季節などの要因によって変わっていく髪の状態をフィードバックしてもらえれば、それを反映したものが翌月届くという体験を作り上げました。」(深山氏)
新たに開設した「ヘアケア相談専用窓口」では、電話やLINE@で毛髪診断士や美容師に直接相談できるようにした。これによって、顧客の変化に柔軟に対応していく考えだ。サロンのように相談できる環境をオンラインで実現したイメージだ。
リアルも強化していく。現在、渋谷や原宿など都内にある14箇所のサロンと提携しており、そこでは認定スタイリストが無料で髪を診断し、MEDULLAを体験できる場を提供している。同時にその人にあった処方やヘアケア法のアドバイスも行う。
今後は提携サロンに頭皮環境計測システムを導入するなどサロンでの体験をより強化するほか、現在43名いるメデュラアンバサダーである美容師を、2019年内に5,000名以上まで増やす計画だ。
さらに、今年中にMEDULLAの直営店兼サロンも都内にオープンする予定。ブランドを体験できる場を全国に増やしていくことを目指す。
撮影/イノウマサヒロ