SHIBUBYA109でしか得られない体験を提供していきたいーー。
ファッションやトレンドに敏感で好奇心、購買意欲が旺盛な若者が集まる街である渋谷に、新たな食のスポットが登場する。
SHIBUYA109エンタテイメントは、SHIBUYA109の地下2Fに“食べ歩き”を切り口にした新たな食のフロア「MOG MOG STAND(モグモグスタンド)」が6月28日にオープンする。同社のマーケティング調査機関である「SHIBUYA109 lab.」の調査から“around20”の女性が食べ歩き・食に強い関心を持っていることがわかったことから、「食べ歩き」「買い回り」をしたくなるような場を構築したという。
若者はここでしか体験できないことを求めている
SHIBUYA109エンタテイメント代表の木村知郎氏は「若い世代が商業施設にいま求めているものは、ただ単にお買い物する場所ではなくて、ここだけでしか体験できないこと、それと一緒に消費をできる場所。大きな感動や大きな刺激を仲間と一緒に共有できる場所、そんな場所を若い世代は求めているのではないかと思っています。」と語る。人気のあるお店を集めるだけでなく、スイーツを売り出して発信していく場になり、109でしか体験できない機会を提供することを目指す。
「MOG MOG STAND」には、SHIBUYA109エンタテイメントが展開する渋谷発の名物フードを開発することを目指す新事業「イマダキッチン」をはじめ、スペシャルティドリンク専門店「チャタイム」や、関東初・神戸で行列のできるカフェ「ヨーキーズ クレープリー」、新業態のイチゴスイーツ専門店「ストロベリーフェチ」などの6店舗が出店。店舗のラインナップは「ワクワク」「はじめて」「変わる」「集まる」の4つの要素を意識したラインナップとなっている。
その他にも、1ヶ月単位で店舗が変わる「SHIBUYA BOX CAFE & SPACE」や、TGCプロデュースのフォトジェニックスペース「キレイモスタジオ」などもオープンした。
モグモグスタンドは、溜まり場を作りたいという思いもあり、フロア内には50席程度の飲食スペースも設けている。
渋谷発の名物フードを開発する
渋谷発の名物フードを開発する新事業「イマダキッチン」は、インフルエンサーやモデル、話題の企業とフードを開発して、1ヶ月〜2ヶ月で改変していく店舗。
オープン時には動画クリエイター「kemio」がプロデュースする豆腐ソフトクリームなど、「夏の渋谷に冬景色」をテーマにした真っ白なフードメニューを揃えた。
SHIBUYA109エンタテイメントの澤邊氏は「渋谷にはいま、渋谷といえば〇〇といったように想起させる食がないと思っている。渋谷発の名物フードを開発し、展開していきたい」とその意気込みを語る。
フォトジェニックスペース「キレイモスタジオ」をはじめ、各店舗には写真映えするフォトスポットが用意されており、場を楽しんでもらう工夫も随所に見られた。
人気店を集めるだけでなく、ここにしかないモノとコトを提供する「MOG MOG STAND」。一過性のブームではなく、渋谷の文化として根付く場所となっていきそうだ。